1F BLOG
「北九州マラソン2017」医療救護従事者研修会に参加してきました
今年で第4回目となる北九州マラソン。
開催まで3週間弱となってきましたが、参加されるランナーの皆さん、調整は進んでますか?
当店も昨年に続いて、
「AED隊」として、
また、フィニッシュエリアにあるマッサージブースにて
「スポーツアロママッサージ」を担当させて頂くこととなりました。
当日は緊張感を持ちつつも、選手のみなさんとともに楽しみながら活動したいと思います!
今回は、その準備段階のひとつとして
先日行われた医療救護従事者研修会に参加してきました。
研修会では、当日の役割、行動の流れ等の確認をはじめ、
東京陸上競技会医事委員長の三橋先生(南古谷病院 外科部長)の講演などが行なわれました。
三橋先生の講演の中で、
過去10回開催されている東京マラソンで発生した病気やケガの統計的傾向の紹介が行なわれ、
その中で、場合によっては生命への危険も想定される内科的な要因のTOP3が
1位 疲労
2位 低体温
3位 脱水症
となっているという報告がありました。
特に2位の低体温については、一昨年の様に非常に寒い中で行なわれる事を想定した事前対策や行動認識がとても大切となります。
走行前)
暖かい服装で参加すること
着替えやタオルを用意すること
走行中)
濡れた体をこまめに拭くこと
必要であれば乾いた服に着替えること
走行後)
冷気を避け暖房のあるところに移動すること
暖かい飲み物や食べ物をとること
自身のコンディショニング調整はもちろん、環境的要因対策にも
しっかりと準備し、取り組んでみてくださいね。
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トータルボディケア &GRACE
http://www.grace-refle.com/
info@grace-refle.com
住所:福岡県北九州市若松区
小敷ひびきの3丁目3−8−D
TEL:093−741−3235
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スポーツ中の脳しんとう
昨日はスポーツ救急法講座(スポQ)を受講のため、九州共立大学へ。
このスポーツ救急法講座は九州共立大学の生涯学習研究センターによって運営されているもので、スポーツ現場で起きる万が一の救急時に備えた救急法の基礎知識を学べる講座です。
スポーツに携われる指導者や保護者の方には是非オススメの内容だと思います。
詳細は以下のリンクから↓↓↓↓↓
http://www.kwuc.ac.jp/longlife/pdf/H27sports%20.pdf
今回受講させて頂いた救急法講座の内容は
「脳しんとうを中心としたスポーツ現場で起こる頭や首のケガ」について。
- スポーツ活動中に頭や首のケガはどの様にして起きるのか?
- 脳しんとうのメカニズムはどんなものなのか?
- 脳しんとうを繰り返すことの危険性は?
- 脳しんとうを起こしたときの対処は?
など、改めて理解を深めることが出来ました。
テーマの中心にもある「脳しんとう」は、一見、軽い症状に見えても脳腫脹や硬膜下血腫など重篤な障害や最悪の場合では命を落とすこともあります。
記憶に新しいところでは、
フィギュアスケートの羽生弓弦選手
メジャーリーガーの青木宣親選手、
サッカーセリエAの長友祐都選手、
ドイツブンデスリーガ香川真司選手
等が脳しんとうで、ニュースに取り上げられました。
1)発生時
2)24時間以内
3)復帰へのプログラム
など対応においては、競技毎に様々なルールや見解があります。
アメフトやラグビー、サッカーなど脳しんとうが多い競技では、起きた場合の対処がルール化されていますが、他のスポーツではまだ完全にルール化されておらず、選手達は監督・コーチなどの判断に従って動くのが現状です。
スポーツ時の脳しんとうは殆どが軽症といわれており、意識消失も無いケースが殆どで、見過ごされてしまいがちですが、脳は少なからずダメージを受けており、完全に回復しないと脳腫瘍や硬膜下血腫等を引き起こし、致命的な傷害に発展することがあります。
だからこそ万が一に備えて、正しい知識を基に、的確な判断が出来る様に日頃からしっかりとした備えが大切だと改めて実感しました。
スポーツの現場ではあらゆるケガを常に想定しておく必要がありますが、
その中でも人命や高度障害等へのリスクが非常に高いとされるケガへの対処においては、
いかに現場で適切な処置が出来るかが非常に大切となります。
我々の様なトレーナーがスポーツに携わる方々に少しでもスポーツ救急法に対する認識を広めていけるようにもっと啓蒙活動が必要だと改めて感じました。
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スポーツ救急法講座
先日、九州共立大学で行われたスポーツ救急法講座【スポQ】の
第1回目「スポーツ現場での熱中症-予防と救急処置-」を受講してきました。
過去のブログでも熱中症対策について書かさせて頂いていますが、
改めて、熱中症のメカニズムや危険性、予防対策などについて学ぶ事が出来ました。
過去の記事
本講座の内容については、皆さんにたくさん伝えたいポイントがありましたが、
1つポイントとして紹介させて頂くと、
みなさんはもしもの緊急時にどの様な対応が取れますか?
講座では救急時の対応計画として手順化されている以下の様なポイントを紹介して頂きました。
- 疾病者への対応
- 救急車の要請と119番で伝える事
- 近隣医療機関の連絡先
- 身近にあるAEDや救急道具類の保管場所
- 活動している場所の周辺交通状況、現場への救急車侵入ルート(弊害されるポイントは無いか)
など
頭では理解していても、いざという時はなかなか100%の対応は難しいのが現実です。
また、計画通りに対応が進まない事も当然あります。
しかし、手順化しておいたり、普段からシュミレーションしておくことで対応は大きく変わります。
私も今回の講座を受講してみて、改めて対応について見直しをしてみたいと思いました。
みなさんもスポーツ現場に限らず、また熱中症に限った話ではありませんが、緊急時の行動計画などを作成し、シュミレーションしておくことで、落ち着いた対応が取れるのではないでしょうか。
スポーツ救急法講座【スポQ】では事前申し込み(参加費無料)で、スポーツ現場での救急法の基礎知識を学ぶことが出来ます。
現場でスポーツ活動に携われる方には是非オススメしたいと思います。
詳細は以下のリンクから↓↓↓↓↓
http://www.kwuc.ac.jp/longlife/pdf/H27sports%20.pdf
それでは。
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運動時の熱中症予防対策②
熱中症は進行の度合いによって重症度が大きく3つに分類されていますが、対処のタイミングや内容、患者側の条件により刻々と変化するとされています。
もし身近で熱中症の疑いがある人に遭遇したらどうしますか??
知っておくだけでも落ち着いて対応が出来る可能性がありますので、是非チェックしてみてください。
1)1度・・・(従来の熱けいれん、熱失神に相当)
→症状の改善が見られている場合のみ現場での応急処置と見守りでOK
【熱けいれん】
体温上昇による大量の発汗に対して、塩分補給をせずに水分補給のみを続けた為に血液中の塩分濃度が低下し、手足や腹筋などが痛みを伴うけいれんを起こす症状
→生理食塩水(0.9%食塩水)などの濃いめの食塩水等の補給が良いと言われています。
【熱失神】
体温上昇にともなう末梢血管の拡張で下肢へ血液が貯留することによって一時的に脳の血流が減り、意識が消失する症状
意識が消失しても数秒間で回復することが特徴ですが、めまいや顔面蒼白などもの症状も。
→足を高くして寝かせるようにしましょう。
いずれの症状も涼しい場所に移動して、水分補給をしっかりすれば、症状が回復すると言われていますので、慌てずに対応する事が肝心です。
2)2度・・・(従来の熱疲労に相当)
→症状が出現したり、1度に改善が見られない場合はすぐに医療機関へ搬送する
【熱疲労】
発汗による脱水と末梢血管の拡張による循環不全が原因
倦怠感、疲労感、虚脱感、めまい、頭痛、頭重感、吐き気、嘔吐などの自覚症状がみられます。
その他にも血圧低下。弱くて速い脈。蒼白な皮膚。大量の発汗などの症状がみられる場合がありますが、体温調整は保たれており、意識もしっかりしています。
→涼しい場所に移動しての水分補給が重要ですが、医療機関での診察や点滴等が必要になってきます。
3)3度・・・(従来の重症(熱射病))
→3度か否かは医療機関にて診察・検査後に診断されます。2度と同様にすぐに医療機関へ搬送が必要
【熱射病】
体温の調整機構が破綻し、異常高体温と循環不全に陥り、中枢神経を含めた全身の多臓器障害をきたした状態。
40℃を超える高体温、意識障害、運動失調、つじつまのあわない行動、全身痙攣、昏睡、発汗停止など死の危険がある緊急事態です。
また熱中症となった場合、一般的に発症から20分以内の手当が必要ともいわれていますが、症状や病態が不明な場合は救急者の要請を速やかに行いましょう。
その他にも
- 涼しい場所への退避
- 衣服をゆるめる
- 皮膚の表面に水(常温かぬるまゆ)をかけ、風であおぐ
- 氷嚢やアイスパックなどを、頸部や腋の下、鼠蹊部にあて皮膚の下の血液を冷やす
(意識が回復して寒いというまでつづける)
なども対処出来れば良いです。
スポーツ活動中は、前回のブログでも記載した様に環境要因、身体要因、行動要因などが絡んできます。小まめな休憩、水分補給(スポーツ活動中であれば、スポーツドリンク)は欠かさずにおこなっていきましょう。
熱中症に対する知識を少しずつインプットしていくだけでも対策に繋がっていきます。
是非活用してください。
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運動時の熱中症予防対策①
熱中症における死亡事故の多くは、梅雨明けの急に暑くなる7月下旬から8月上旬にかけてが最も多いと言われていますが、昨日の様に最高気温が30度を超える様な暑さになると熱中症への予防対策は特に注意が必要になってきます。
現在、運動における熱中症予防の指針として、暑さ指数(WBGT)が一般的に活用されいており、
(公財)日本体育協会の「熱中症予防運動指針」でもWBGTを基準に、
- 21度を超えると注意(こま目な水分・塩分補給)
- 25度を超えると警戒(30分おきの積極的な休息)
- 28度を超えると厳重警戒(激しい運動は中止)
- 31度を超えると運動は原則中止(特に子どもの運動は中止すべき)
として定義されています。
昨日の北九州地区では正午で25度を超え警戒レベルとなっていましたが、皆さん、昨日の運動活動はいかがでしたか?
WBGTは日本気象協会や環境省などのHPなどでも閲覧できるので、是非参考にしてみてください。
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。(環境省 熱中症予防情報サイト)
その他にも熱中症への対策として、
・環境要因・・・運動場所(地面の状態、日陰があるか、風通しはどうか)の把握
・個体要因・・・その日の体調、高齢者や子どもがいるか、普段からの運動習慣の把握
・行動要因・・・運動強度、運動時間、水分補給などの計画
など、事前に排除できるリスクをしっかりと管理し取組むことが大切ですね。
特にジュニア期では心身の発達がまだ未熟であることや、地面からの反射の影響が高いことなどから、出来る限り良好な環境の提供、休息と早めの水分補給の促進など、こま目な声かけが求められます。
運動指導者は競技そのもののトレーニング計画はもちろん、競技外の計画にも余裕を持って取組んでいける様に是非今一度、夏本番前に再点検していきましょう。
また、熱中症として疑われる機会に遭遇した場合の対処方法(身体冷却、休息、救急の要請)も、もう一つ大切な準備になりますので、以下のサイトなども参考にしてみてください。
それでは。
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