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SFMAを学んで来ました
最近は外に出て学ぶ機会が多くなっています。
先週末は東京で開催されたSFMA(Selective Functional Movement Assessment)セミナーを受講してきました。
SFMAとは動作を基準とした評価システムで、動作パターンから、論理的に動きの制限や痛みの原因となっている問題を絞り込んでいくものです。
日本国内では昨年末よりセミナーが開始されましたが、年に2、3回程の頻度でしか開催されておらず、まだまだ貴重なセミナーとなっています。
今回の会場には我々アスレティックトレーナーや理学療法士、柔道整復師、パーソナルトレーナーをはじめ約50人ほどのスポーツ医療の方が全国各地より参加していました。
<写真:FMS Japanより>
現在、当店ではトレーニングスタート時やトレーニングによる動作の変化の確認としてFMS(Functional Movement Screen)を活用したスクリーニングを行なっていますが、動作パターンにおいて機能的な問題や痛みが発覚した際にSFMAを活用して、痛みの原因となっている問題を絞り込んでいくことが可能となります。
一般的に痛みや機能障害を対象とした時には、解剖学的な情報や医療的診断方法から問題となる部位の可動域や筋力等を測定し、局所的に視ていくケースが殆どですが、我々運動指導者にとって実際にはそれだけでは不十分なケースが大半です。
今回学んだSFMAでは、症状の原因となった部位の問題を動作パターンから論理的に分解していくことが可能となり、症状の出ている場所ではなく症状の原因を究明していく事が可能なアプローチが出来るという点で大変優れています。
今までスポーツ等でケガをなんども繰り返してきたという方や
慢性的な肩や腰の痛みで悩みを抱えている方などにとって、非常に強い味方になると確信しています。
2日間かけて受けた今回の情報量は膨大でもう少し自分の中で整理が必要ですが、早く皆さんのお役にたてる様にしっかりと自分のものにして行きたいと思います。
&GRACEでは競技力向上やケガからの復帰の為のトレーニングをはじめ、日常生活において自分のカラダをストレスなくコントロールしたい、今よりもっと良いコンディショニングで快適な生活を送りたいという方へのパフォーマンスアップを目的とした取組みもおこなっています。
また、チーム等への出張も行なっておりますので、お気軽に下記までご連絡ください。
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トータルボディケア &GRACE
http://www.grace-refle.com/
info@grace-refle.com
住所:福岡県北九州市若松区
小敷ひびきの3丁目3−8−D
TEL:093−741−3235
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EXOSパフォーマンスメンターシッププログラムPh1
日本国内で2回目の開催となる米国EXOS社の研修プログラム「Performance Mentorship Ph1」を受講してきました。
EXOS(旧Athletes’ Performance)とは
1999年、アリゾナに設立されたトレーニングサービスの提供企業。
全米5カ所に世界トップクラスのトレーニング施設”EXOS”(旧名アスリートパフォーマンスセンター)を展開し、アメリカ4大プロスポーツのチームや選手、各国の競技団体やサッカーのドイツとアメリカ代表チーム、日本人MLB選手などをクライアントに抱える。EXOSが構築したトレーニングメソッドは今やグローバルスタンダード化して、日本からも多くのトレーナーが研修のために渡米している。
今回研修プログラムが行なわれたのは、東京八王子市にある帝京大学構内。
初日は54年ぶりの11月積雪というタイミングに重なってしまいましたが、
構内のトレーニングセンター施設を中心に
EXOS社のトレーニング理論や実践方法を、講義や実際にカラダを使いながら総合的に学びました。
- EXOSのトレーニング論
- ファンクショナルムーブメントスクリーン(FMS)
- 傷害予防&ピラーストレングス
- プライオメトリクス
- アクセレレーション(加速テクニック)
- アブソルートスピード(トップスピードテクニック)
- マルチディレクショナルスピード(多方向移動テクニック)
- ストレングス&ローテーショナルパワー
- エナジーシステムディベロップメント(コンディショニングトレーニング)
- リジェネレーション(回復運動)
詳細は割愛しますが、Movement Based Training Program(動きに基づいたトレーニングプログラム)というコンセプトのもと定義された原理原則から各トレーニングシステム及びコンポーネントをしっかり学ぶことが出来ました。
今回学んだEXOSトレーニング理論と実践は、自身が行なっているトレーニング指導において本当に参考になる内容が多くあり、今後のトレーニングセッションにおいても皆様のパフォーマンスアップに貢献出来る様にどんどんブラシュアップしながら活かして行きたいと思います。
是非ご期待ください!
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トータルボディケア &GRACE
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スポーツ中の脳しんとう
昨日はスポーツ救急法講座(スポQ)を受講のため、九州共立大学へ。
このスポーツ救急法講座は九州共立大学の生涯学習研究センターによって運営されているもので、スポーツ現場で起きる万が一の救急時に備えた救急法の基礎知識を学べる講座です。
スポーツに携われる指導者や保護者の方には是非オススメの内容だと思います。
詳細は以下のリンクから↓↓↓↓↓
http://www.kwuc.ac.jp/longlife/pdf/H27sports%20.pdf
今回受講させて頂いた救急法講座の内容は
「脳しんとうを中心としたスポーツ現場で起こる頭や首のケガ」について。
- スポーツ活動中に頭や首のケガはどの様にして起きるのか?
- 脳しんとうのメカニズムはどんなものなのか?
- 脳しんとうを繰り返すことの危険性は?
- 脳しんとうを起こしたときの対処は?
など、改めて理解を深めることが出来ました。
テーマの中心にもある「脳しんとう」は、一見、軽い症状に見えても脳腫脹や硬膜下血腫など重篤な障害や最悪の場合では命を落とすこともあります。
記憶に新しいところでは、
フィギュアスケートの羽生弓弦選手
メジャーリーガーの青木宣親選手、
サッカーセリエAの長友祐都選手、
ドイツブンデスリーガ香川真司選手
等が脳しんとうで、ニュースに取り上げられました。
1)発生時
2)24時間以内
3)復帰へのプログラム
など対応においては、競技毎に様々なルールや見解があります。
アメフトやラグビー、サッカーなど脳しんとうが多い競技では、起きた場合の対処がルール化されていますが、他のスポーツではまだ完全にルール化されておらず、選手達は監督・コーチなどの判断に従って動くのが現状です。
スポーツ時の脳しんとうは殆どが軽症といわれており、意識消失も無いケースが殆どで、見過ごされてしまいがちですが、脳は少なからずダメージを受けており、完全に回復しないと脳腫瘍や硬膜下血腫等を引き起こし、致命的な傷害に発展することがあります。
だからこそ万が一に備えて、正しい知識を基に、的確な判断が出来る様に日頃からしっかりとした備えが大切だと改めて実感しました。
スポーツの現場ではあらゆるケガを常に想定しておく必要がありますが、
その中でも人命や高度障害等へのリスクが非常に高いとされるケガへの対処においては、
いかに現場で適切な処置が出来るかが非常に大切となります。
我々の様なトレーナーがスポーツに携わる方々に少しでもスポーツ救急法に対する認識を広めていけるようにもっと啓蒙活動が必要だと改めて感じました。
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トータルボディケア &GRACE
http://www.grace-refle.com/
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住所:福岡県北九州市若松区
小敷ひびきの3丁目3−8−D
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サーフィンのパフォーマンスアップ
先日、サーフィンのパフォーマンスアップに向けた取組みとして宮崎県日向市のON THE BEACHさんの御協力を頂き、プロサーファーからフリーサーファーまた、プロを目指すジュニアサーファーを対象に陸上でのトレーニング教室を実施してきました。
正しく動けているか?
使うべき筋肉を上手く使えているか?
可動域に問題は無いか?
柔軟性が高すぎ・低すぎていないか?
など
トレーニングを行なうには、まず自分のカラダの現状を把握することが大切です。
今回は第1回目の取組みとして、
当店のトレーニングセッションで行なっているFMSを中心にアセスメントを行い、
それぞれが抱えているムーブメントのウィークポイントを実感・理解してもらいました。
FMS(ファンクショナルムーブメントスクリーン)は米国の理学療法士らによって開発された7つの基本動作パターンによって柔軟性や安定性など、怪我のリスクや身体機能バランスを包括的に 評価する仕組みです。
現在では、欧米を中心に世界中のプロスポーツチームやナショナルチームで積極的に導入され、医療施設でもリハビリや健康指導を行なう専門家のスタンダードツールとして用いられるなど一般の方からプロアスリートまで、幅広く活用されています。
トレーニングは単に筋力や持久力等の強化を行なえば良いというものではありません。
特にサーフィンは常に変化する海面上で、パドリングからはじまり、しゃがむ、立つ、跳ぶなどの動作を3次元的にバランスを保ちながら行っていきます。
その様な状況下で、とくに柔軟性や関節可動域、安定性の低下などによるムーブメントの欠如はパフォーマンスの低下はもちろん、ケガのリスクを高めてしまいます。
今回参加された皆さんには、FMSの結果を踏まえ、自分のカラダの弱点を認識頂きました。そして、弱点を克服するために陸上でどんなトレーニングを行なっていけばよいかなどのヒントにも繋がったのではないかと思います。
目的をもって、それぞれに必要な課題に対してトレーニングを行うことが海の上でより良いパフォーマンスを発揮する近道にもなります。
今後もみなさんが最高のパフォーマンスを発揮するためのお手伝いが出来きればと思います。
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第2回アスレティックトレーニング&スポーツサイエンス研究会
昨日は九州共立大学で開催された
第2回アスレティックトレーニング&スポーツサイエンス研究会に参加してきました。
「アスレティックトレーニング&スポーツサイエンス(ATSS)研究会」は、アスレティックトレーニング及びスポーツサイエンスに関する領域の研究や症例報告等を通じて、スポーツ現場で活動するトレーナー、医療関係者、研究者等が互いに意見や情報交換をする場として、九州共立大学スポーツ学部の先生方によって運営されている研究会です。
KKUATlabホームページ
今回のテーマは
「リオデジャネイロオリンピック 男子セブンス日本代表におけるアスレティックトレーニングサポート」。
日本男子セブンスラグビーは世界No1ともいわれる強豪ニュージーランドに歴史的な勝利を納めた事は記憶にも新しいと思います。
その日本代表のメディカルトレーナーとして約2年半日本代表チームのサポートをされていた、九州共立大学の辰見先生が実際にアスレティックトレーナーとして現地で活動されてきた内容をシェアして頂ける大変貴重な講演となりました。
内容は、
リオ選手村を含む現地の環境面、
試合直前から大会期間中の選手のコンディショニング方法、
ドクターやコーチをはじめスタッフとの関わり
などなど。
メディカルトレーナーという視点から日頃なかなか聞けないオリンピックの裏側を、沢山伺うことが出来ました。
チームを縁の下で支えるトレーナーのリアルな働きはラグビーに限らず、競技スポーツには絶対に欠かせない存在ですが、同時に、私もアスレティックトレーナーとして、知識や技術の向上はもちろん、総合力をもっともっと高めていき、貢献していきたいと改めて刺激をもらった大変良い機会となりました。
それでは。
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&GRACE内GROUNDRULE.が美容と健康の情報をお届けするブログ
北九州市の学術研究都市「ひびきの」にあるサロン&GRACEは、八幡西区折尾則松へと移転・リニューアルオープン致しました。
日本体育協会公認アスレティックトレーナーや米国NASM公認資格など専門知識をもつトレーナー自らが、男性女性のパフォーマンスアップのための豆知識やトレーニングなどの最新情報をブログにて発信しております。お客様はもちろん、プロからジュニアアスリートまでが参考にできるお役立ち情報満載です。
当サロンの1Fではスポーツトレーナーによるパーソナルトレーニングやグループトレーニング、栄養コンシェルジュによる栄養相談、スポーツアロマトレーナーによるスポーツアロママッサージをうけることができ、2Fではエステやボディリンパマッサージ、タラソテラピーを使用したメニューなど美容を追求した女性専用サロンがございます。
&GRACEは、カラダ作りからお顔やボディの美と健康、心の癒しまでトータルにサポートさせていただくことができるサロンとなっておりますので、ブログを見て気になった方は是非足をお運びください。